本業は、何ですか?
初めて行書会に行った時、他の行政書士の方に
「本業なんですか?」と聞かれた時には、
何のことだろう?と思いました。
行政書士関係の会合などで
初めて会った行政書士の方には よく聞かれます。
「本業は、何ですか?」とよく聞かれるのは、
行政書士会に入って、しばらくしてから意味がわかりました。
それは2つのことがあります。
行政書士の仕事は、大変範囲が広く、
各取扱い業務ごとに法律があって、
その手続きを覚えることが大変です。
その為、専門的に扱う業務を決めて行政書士業をやっている方が多いので、
行政書士業務の内、どんな業種の仕事を取り扱っているのかと
聞かれる場合があります
建設業許可、廃棄物、飲食業の許認可業務など、
特定の業務を専門にやっている方が多いです。
なんでもかんでもやっている人は、少ないのかもしれません。
また 行政書士の他にも、
行政書士でない事業をやっている方が多いので
他にどんな仕事をやっているのか聞かれることもあります。
行政書士業務の中で専門を決める
行政書士の集まりの時に、
「本業は、なんですか?」と聞かれたときに
本業もなにも、行政書士でやっていくつもりの私は
変なことを聞く人たちだなあ と思いました。
私は会計事務所をやっていますが、会計事務所の仕事でなく
行政書士でやっていきたい と思っていましたので、
行政書士業務が 本業になるのではないか と思っていました。
とにかく、行政書士の仕事で、なにを主としてやっているのか
という意味で聞かれたときに、
「〇〇です」ということを言えるようにしておくことは
必要なことだと思います。
他の士業との兼業
行政書士の方の中には、他にも士業をやっている人もいます。
すでに、行政書士の他に士業をやっていた人が、
後から行政書士になる人もいます。
測量士の方も多いです。
理系・工業系の資格の人が、
文系の学習をするのだから 大変だったろうと思いますが、
測量業務では、行政の資格があると農地転用などで使うようです。
労務士の人も時々います。
昔は労務士も、今よりも学習時間が少なくても
取れたかもしれませんが、
今は、労務士になるのも 大変学習時間がかかるので、
労務士取って、実務を覚えて、
行政書士まで学習することは大変だと思います。
雇用契約書などで使うのかもしれませんが、
労務士と行政書士を両方学習することは、
とても大変なことだと思います。
また、家屋調査士の方も、宅建業の人も多いです。
試験項目が似ていると学習しやすいからでしょうか?
行政書士は、他の仕事にも使う場合には、有効です。
行政書士の学習が、
他の士業の学習にも役立つからかもしれません。
これからは、その仕事は自分でできるようになったんで
良かったです」
という方もいました。
他にも資格をとって、仕事の幅を広げるのもいいでしょうが、
行政書士としての取り扱い業務を広く又は深く学習しても、
いいかもしれないと思いました。
他業種との兼業でいくか?
行政書士業務の中で、専門業種をいくつか取り扱うか?
考えどころだと思います。